都会から田舎へ、帰る途中のお客様が立ち寄ってくれました。
お食事に、福岡から大分へ帰る途中だという男性の方が、一人でお食事に来られました。
月に一度は、福岡から大分に来ているそうです。
毎月一回大分に帰ってくる理由は、家を守るためだそうです。
その方もすでに70歳を超えており、今後も大分に住むために戻ってくる予定は無いとのこと。
福岡で家族で暮らし、家もあるので、こっちに戻ってくるメリットはなく、やっぱり都会で暮らしていたほうがいろいろと便利なことが多いそうです。
家を守る・・・どういうことかというと。
大分にあるその家には、誰も住んでおらず、空き家状態だそうです。
その家に風を入れるため、窓を開けに月に1回帰っているとのこと。
その日に日帰りするのではなく、やることはたくさんあるようです。
- 窓を開けて、風通しをする
- 家の庭の草木の管理
- 自分の田んぼの周りの草刈り
- 天気がよければ布団を干す
- お墓の管理
などがあるそうです。
1、窓を開けて風通しをする。
これをしておかないと、気がつけば、家中カビのにおいがするそうです。また誇りもたまってしまい、それらの誇りを外に出すためにも、風を入れるそうです。
2、庭木の手入れ
庭には、果樹のなる木もあるそうで、それらを採って持って帰るそうです。また伸び放題となった、庭木の手入れもしておかないと、空き家だとすぐにわかってしまいます。
3、自分の所有する田んぼの周りの草刈
今,田んぼは、他の人に無料で貸しているそうです。それでも草刈だけは、自分でせねばならず、そのために1週間ほど泊り込んで、草刈をするそうです。
草を刈って集めて、処理するまでが草刈作業です。周りの田んぼが草刈をしているのに、自分の田んぼだけ草刈をしないというわけにはいきません。草が詰まって水路が止まることもあるでしょうし、草むらから害虫が湧き出てくることもあるからです。
4、天気がよければ布団を干す
昔の家といえば、大勢がいつでも泊まれるように、布団や座布団が、かなりの数用意されています。
それが、押入れにたくさんあるそうで、それを天気が良い日に全て干さなければ、カビが生えてくるそうです。
そのために天気がいい日には、これも1日がかりで、布団や座布団を干すそうです。肉体労働ですね。
5、お墓の管理
家の近くにお墓があり、そこの草刈や手入れをするそうです。
家を手放したいのだが・・・・
家を手放したいのだが、なかなか売るところまでいかないそうです。
大きな問題は
家の近くにお墓があること
家の中に大きな仏壇があり、取り出すとなると、家を一部解体して出さなければならない
この2点が大きな問題だそうです。
人に家を貸そうにも、おおきな仏壇がある家なんか、誰も借り手がありません。
築100年くらいの家だそうですが、どうすることも出来ないそうです。
田舎には、同じような一軒家がたくさんあります。
そして同じように、毎月、都会から帰ってくる人たちを多く見かけます。
温泉など行くと月に1回しかこないお客様も多く、そういう人たちは、ほとんどの人が、住んでいる人の居ない家のために、家の管理のために帰ってきている人たちなのです。
これが田舎の現状のひとつでもあります。
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