田舎の教育環境も決して恵まれたものではありません
進学する学校も限られているし、交通機関も限られているしで、自分の行きたい学校へいけるわけではありません。
一方都会にも、いろんな教育環境があるんだなと思わせられる前日記事の続きです。
今回は、B君についてのお話です。
このB君もタワーマンションの高層階に住んでいます。
このB君の母親は、幼少期から早期教育に走っていたのですが、B君の成績はいまいち。
計算問題は早く解けるものの、文章問題がまったく出来ない!
B君は、算数の足し算が、「増えること」というイメージを持ち合わせていないというのです。
どういうことかというと、外遊びの経験が少ないB君は、公園で砂を集めたり、バケツに水を入れたりといった実体験がないから、「合わせる」「加える」「集める」「一緒になる」といった表現に対して、どういう状態なのかイメージが持てないというのです。
そんあことあるんだぁと思ってしまいますね。
そのため、「この問題は、足すの、引くの?」ととんちんかんな質問をしてくるそうです。
嘘だろうと思うかもしれませんが、本当の話なのです。
四季を感じにくい
タワーマンションの上層階で暮らしていると、風や雨の音、太陽の光が感じられないため、四季を感じにくいそうです。
国語には、情景をイメージし、それを人の心に喩えることがよくあります。
でも四季が感じられないこには、それを人の心に喩えることは、到底出来ません。
例えば、「初夏のような清々しい気持ち」とかかれていても、初夏がどんな景色でどんな匂いがするのかイメージすることが出来ません。
さらに、季節を感じられない子は、旬の食べ物にも関心をもてないのです。
高層タワーマンションのキッチンは、ガスコンロではなくIHクッキングヒーターが多い。生まれたときからIHのキッチンで育ったC君は、間近で火を見たことがない、家には仏壇もないので、ろうそくに火を灯したこともない。
そんなC君が理科の気象の単元で、フラスコに線香の煙をいれて、雲が出来る仕組みを知る実験があったそうです。でもC君は、線香を知らないために、まずは、線香とは何かを説明しなければならなかったそうです。
■まとめ 小中学生の学びの根底は、自然と生活
この家庭教師は、子供の集中には「ゆらぎ」(風のそよぎや、揺れるカーテンによって室内に差し込む光がゆらゆらと変化するもの)があるほうが続く。少し不安定で不快なくらいのほうが、人間の身体感覚は鍛えられるといっています。
成績の伸び悩みは、子ども自身の能力よりも環境によるところが大きい。あまり表に出ない、子供をめぐる環境の実態を伝えていくのも家庭教師の役目だと思っているそうです。
自然と触れ合うことは、すごく大事なことなんですね。
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