卒業式がやってきました。
いよいよPTA代表として、祝辞を述べる日です。
(祝辞は一番下に掲載しておきます。来年度の参考にでもしてください)
前日から、当日バタバタしないようにと、スーツをちゃんと用意していたのですが、なぜか、スーツのズボンのベルトがありません。
前日にちゃんと用意したはずなのに・・・・これで少し時間をとられました。別の場所から違うベルトを探し出し、何とか時間ぎりぎりに、準備できました。
しかしなんで、ベルトだけないんやろ~と思いながらも、急いで玄関へ。
あらら、今度は革靴がありません。
下駄箱に入れておいたはずなのに・・・もう時間ぎりぎりです。
スーツにスニーカーじゃ格好悪いし、でも時間がないし・・・
携帯電話には、教頭先生からの着信が、おそらく「今どちらですか?もう時間ですよ」という確認の電話だと思われます。
しかし、「靴がないんです」ともいえないので、そのまま電話をとることなく、とりあえず急いで裏の倉庫から、もう一足の革靴を探し出し、急いで、中学校へ。
案の定、来賓の皆様は、全員おそろいで、私の到着と共に、校長先生の挨拶が始まりました。
挨拶のための文章は、前日からしっかりとスーツの胸ポケットに入れていたので、忘れることはありません。
式典も定刻に始まり、あとは、自分の挨拶をする順番が来るのを待つだけです。
在校生には、私の四男もいます。
ここで失敗するわけには、行きません。
その四男には前日に、「明日の挨拶は、先日ガラスを割ったことのお詫びから入るけん、ヨロシク」と言っていました。

まあ、それは冗談だったのですが、彼も少しは、自分の親がどんな挨拶をするのかどきどきしていたのでは、ないでしょか。
いや、それ以上に私は、緊張しました。
まずは、どこの位置でどの向きに向かって、誰に向かってお辞儀をするのか聞いていなかったのと、終わった後もどのルートを通って自分の席にかえれば良いのかわかりません。
とりあえずこういうときは、私の挨拶の前に挨拶をした教育委員会の方の真似をしようと思い、そこだけを、一生懸命に見ていました。
いよいよ出番です。
いざ、文書を読み始めると、挨拶文が書いてある用紙を持っている手が、緊張のあまり少し震えているのです。
こりゃまずいと思い、一段と大きな声で、挨拶するようにします。
書いてある文章を読んでいるのですが、自分では、あまり意味がわからない・・・緊張のあまり、タダ読んでいるだけという感覚になってしまいます。
何度か詰まって、いい直しをしましたが、無事に言い終えることができました。
その後の卒業式は、じっくりと楽しむことができます。
久しぶりに緊張から解き放たれた開放感というものを味わいました!
この歳になると、あまり緊張はしないのですが、公の場での行事、特に祝い事などでは、失敗は許されないので、緊張しますね。
家に帰って、四男に感想を聞いたところ、「良かったんじゃない」「先生も褒めよったよ」と言ってくれたので、一安心です。
ベルトと革靴の行くへは?
ところで、消えた、ベルトと革靴ですが、この日、長男の学校でも卒業式があり、スーツが必要だったそうで、全く準備をしていない長男は、朝早くにバタバタ、人のベルトと革靴を勝手に取り、履いていったようです。
ほんと、困るな~人のもの勝手に使って。
こういった、ドタバタした1日も振り返れば、幸せな1日でした。
祝辞
卒業生の皆さん ご卒業おめでとうございます。今日皆さんがこうして立派に卒業式を迎えられたことをPTA代表としても、また、一保護者としても大変うれしく感じております。
そしてまた、来賓の皆様には、日ごろから〇〇中学校の生徒達を温かく見守ってくださると共に、ご多忙の中、本日の生徒達の晴れの舞台にご臨席たまわりまして、誠にありがとうございます。
さて、卒業生の皆さんはこの〇〇中学校で、今日まで、たくさんの事を学び、体を鍛え、そして友情をはぐくんできました。
三年間で大きく成長して、これから新しい世界へ一歩進んでいくわけですが、皆さんのこれからの十年間、これは、皆さんの人生において最も密度の高い、最も大切な期間になると思います。
皆さんはこれからの十年間で感じてもらわなけらばならない事がたくさんあります。
その感じてもらいたいことをひとつお話させてください。
私は、以前コンビニエンスストア(通称コンビニ)に務めておりました。
皆さんも何度となくコンビニにはお世話になっているでしょう。
そんな身近なコンビニですけど、一般的にはどれくらいの種類の商品があると思いますか?
商品の数ではないですよ、「種類」です。
実は、コンビニには3500種類もの商品が並んでいます。
ぼーっと毎日見ていてあんまり品揃えが変わっていないように見えますが、3500種類のうちなんと1年間に7割もの商品が入れ替わっています。
大切なのは、そういう変化に気づくことです。時代の変化は早いものです。しかしその変化に気づく人はごくわずかです。気づいたときには、世の中の様子は大きく変わってしまっています。
大事なことは、その変化を見逃さないクセをつけることです。
これを十年後の皆さんへの宿題としたいと思います。
皆さんのこれからのますますの成長を楽しみにしています。
保護者の皆様におかれましてはお子様のご卒業おめでとうございます。
PTA活動においても三年間ご協力いただきましてありがとうございました。
中学校生活を思い返しますと、それぞれのご家庭でもいろいろなことがあったと思いますが、義務教育終了という大きな節目を迎え、喜びもひとしおでなかろうかとご推察いたします。
これからは子ども達も徐々に、自分自身で道を探して行くようになり、親の出番もだんだんと少なくなってくるとは思いますが、本当に親から巣立っていくその時まで、温かく見守っていただきただきますと共に、〇〇中学校の生徒たちにも、これからは地域の視点からご指導いただける事をお願い申し上げます。
最後になりますが、校長先生をはじめ先生方には子ども達が本当にお世話になりありがとうございました。
思春期にさしかかり、とても不安定な時期の子ども達を、先生として、時には友人のようにして、叱咤激励し、道に迷わぬようにお支えいただいた先生方のご努力に感謝と尊敬の念をささげ私の祝辞とさせていただきます。
本日はご卒業おめでとうございました。
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