田舎での野菜の販売方法、販売の仕方を教えます

2018年12月11日

田舎で野菜を作っている多くの方が、この野菜を販売できればいいのにと思っていることでしょう。

自分で販売するには限界があるし、1年中販売できるわけでもないし。

お隣さんに分けても、まだあまってしまうほどの野菜をどうすればいいんだろうと考えてしまいます。

まず考えるのは、道の駅などに出荷することです。

出荷するためには、生産者の登録や、銀行の口座などの登録をしてもらうこと、そして、その道の駅のルールーにそって野菜を納品していかないといけません。

私が働いていた、道の駅を例にあげると、野菜の販売は、地元道の駅と、市街地のスーパーと大きく分けて2箇所での販売となります。

市街地のスーパーまでは、1時間ほどトラックで運ばないといけないので、10時のオープン時に、商品を全て並び終えようとするならば、こちらを7時には出発しなくては、なりません。

したがって、野菜の生産者は、7時までには、野菜集荷場に野菜を持ってきておく必要があります。できるだけ新鮮な野菜を出荷してほしいので、できれば朝採れをといっていますが、それはまず不可能ですね。

野菜を採って、袋をかぶせて包装し、値札のシールを貼って、それから出荷するわけですから、数が多くなればなるほど、前日に準備をしておかないと、朝7時には、集荷場へ持ってくることは、難しいと思います。

集荷した野菜は、その日の朝には、スーパーに並べられ販売されます。産地直送の野菜は人気があり、特に朝一番には、多くのお客様が産地の野菜を求めて、押し寄せてきます。すごく人気があるんです。

季節によって、人気の商品もかわってきます。

初夏はとうもろこし、その後はトマトが、すごく人気でしたね。

スーパーでは、販売員が1名べったりと売り場に張り付いて、販売してくれます。

というのも商品が多く出荷されると、お店の棚に陳列できないんです。バックヤードに順番を待つ野菜が多く待ているのです。

朝一番は、野菜が良く出るので、裏のバックヤードからどんどん野菜を補充しなくてはなりません。午前中は、この仕事で追われます。

野菜を全て売り場に出した後は、販売に集中します。珍しい野菜が出荷されたときは、お客様から良く野菜の特徴や名前、食べ方などを聞かれます。農家さんから、聞いた情報をそのままお客様に伝えます。そうやって新しく出荷された野菜を紹介していくのです。

販売員も野菜を食べておかないと、味の感想など言うことができないので、みんな生産者から頂いて食べているようです。
スーパーに出荷された野菜は、一体いくらの価格で販売されているのかというのも、興味があるところだと思います。

基本、価格は、野菜の生産者が自ら決めています。市場にあわせて、価格を決めてよいのです。

価格がすべてではない

ただ、田舎の自分の畑で作った野菜に関して、おじいちゃんやおばあちゃんたちは、市場の価格は動でもよく、おいしいものをみんなに食べてもらえれば、それで十分という意識です。

その意識がかえって、消費者の心に響くときがあります。スーパーの野菜売り場で買ったら500円もする白菜を産直で買うと、いつもと同じ200円で買うことができることがあるからです。

いつも値段は、市場に関係なく安定しているからです。

そんな時期は、すぐに野菜がなくなります。業者さんや飲食店をされている方々が大量に購入していく場合もあります。

きっちりと市場価格を見極めて価格を決めれば、もっと利益が出るのでしょうけど、その手間が大変なのでこうなるようです。

産直が人気なのもわかります。

スーパーなどに並べられた産直野菜ですが、売れ残った場合はどうなるのでしょうか。

この場合、翌朝、全ての前日商品は撤去され。集荷所に持って帰ることになります。

集荷所に持って帰った野菜は、出荷した生産者が、責任を持って、持ち帰るようにしています。

持って帰らない野菜を出荷した人は、廃棄料としてペナルティーを課せられます。

さて、売上はどのようにして計算されているのでしょうか。

商品には、全て、バーコードがついたシールを貼って出すことにしています。このバーコードは、道の駅などで、出荷を登録した人に引接して配られます。

その際商品名と価格と自分の名前を言えば、シールを作ってくれます。このシールを自分たちで、包装した商品に貼り付けるのです。

レジでは、この商品に貼った、バーコードを読み取り、誰の何がいくらで売れたということを集計し、売上を計算していくのです。その際価格の2割を販売手数料として、道の駅が頂くシステムなのです。

例えば、100円で野菜を販売した場合、80円が農家さんの売上に20円が、道の駅の販売手数料として、渡されるわけです。このような仕組みで、売れた分だけを清算する仕組みなのです。

野菜の包装の仕方や価格のつけ方などで、それぞれの農家さんの売上は、かなり差が出てきます。

またシールには、生産者の名前が出ていますのです、いつもいい商品を出す人は、消費者が覚えていて、その人の農産物を指名して買われるお客様も出てきます。

こうなるとすごくやりがいが出てきます。

田舎の野菜の商品管理について

道の駅での野菜の販売方法は、バーコードなどのシステムを使った商品管理の上で、成り立っています。

家の近くには、このようなシステムもなく立派に野菜を販売しているグループもあるので紹介します。

その野菜売り場は、畳2畳分くらいの小さな小屋で、たまに野菜を管理しているおばあちゃんがいるくらいで、ほとんどの時間は無人で野菜を販売しています。

昔からよくある、野菜の無人の販売所なのです。

そこで、どうやって売れ上げを管理するのかというと、毎朝決まった時間に野菜を納品します。

その際に誰がいくつ納品したのだけをチェックします。種類はなんでもいいわけです。

ここでこの店の商品管理の特徴。

野菜の価格は全て100円に設定する、ということです。こうすることで、何個販売したかのみをカウントすれば、その人の売上がわかるわけです。

次に商品管理ですが、無人なので盗難に合うこともあるようです。そのために、自分たちで防犯カメラを設置し、画像を管理者がいつでも確認できるようにし、画像を録画しているようです。

しかも「御用の方は、この下の畑にいますので、いつでも声をかけてください」という札を、お客様に良く見える場所に掲げているそうです。

これでかなりの盗難を防げるようです。

このような努力もむなしく商品を盗られた場合、清算はどうするかというと・・・・

この小屋の管理人に、まず売上の20%は支払うそうです。なので、100円の商品の場合、20円は管理人に、残りの80円が、生産者の売上となるそうです。

田舎式清算方法 これがすばらしい

全員出荷した野菜の売上金額をまず、合計します。そこから管理費の20%を除きます。残った金額を個人で出荷した個数で割って配分するわけです。

例えば20袋の野菜を出す人、10袋の人がいたとします。

全て売れて売上が3000円です。ここから手数料の20%(600円)を引くと2400円が残ります。

20袋出した人には1600円を支払い、10袋出した人には800円が渡されるという仕組みなのです。

さて盗難に会った場合は、同じような計算方法で、一人当たりの分配金を計算するので、おのずと、一人当たりの配分金額が、少なくなるということなのです。

先ほどの例で言うと、2袋盗難にあったとします。

そうすると総額は2800円これを同じように分けていくのです。

2800円から手数料の20%(560円)を引かれます。すると残りは2240円です。

20袋出した人には2240円の3分の2(1493円)、10袋出した人には2240円の3分の1(747円)が支払われるという仕組みです。

盗られた分は、誰の商品であろうとも、みんなでカバーするということなのですね。

このように田舎では、このようなやり方で野菜の販売をしているところもあるんですよ。

無人野菜販売所に行ったときには、きっちりとお金を支払って、そして新鮮な野菜をたくさん買ってくださいね、。

田舎の人は、お金も大事ですが、自分の作った商品(野菜)が売れて、多くの人に喜んでもらうことが、とても生き甲斐になるんです。

この野菜無人販売所という日本の古きよきシステムを大事にしていきたいと思います。

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