最近、ふとした会話の中で「彼氏はできるのに結婚してもらえない」と嘆く女性がいることに気がついた。先日、喫茶店で旧友のMと話していたときも、そんな話題になった。
「付き合う人はいるんだけど、いつも結婚には至らないのよね…」
Mは50代後半の女性で、見た目も若々しく社交的だ。だが、過去に何度も同じパターンを繰り返しているという。
これは若い世代に限った話ではなく、40代、50代、さらには60代の女性でも同じような悩みを抱えている人は少なくない。
同年代の男として、これまで数多くの恋愛や結婚を見てきた。周りの友人、後輩、そして自分自身の経験を踏まえて、「彼女止まり」で終わってしまう女性の特徴について考えてみよう。
結婚に至らない女性の特徴とは?

世の中には「それなりにモテるし、見た目も魅力的なのに結婚できない女性」がいる。彼氏はできるが、最後の一歩で結婚に至らない。こうした女性にはいくつかの共通点がある。
今回は、その特徴について深掘りしてみる。もちろん「結婚がすべて」ではないが、「結婚したいのにできない」と悩む人には、何かしらの気づきがあるかもしれない。
1. 「自分の時間」を大切にしすぎる
最近は男女問わず「自分の時間」を大切にする人が増えている。趣味、旅行、友人との時間…。もちろん、自分の人生を楽しむのは素晴らしいことだ。しかし、それを優先しすぎると、相手が「俺って必要なのかな?」と不安に感じてしまう。
例えば、こんな女性を見たことがある
ある日のこと。友人のTが久しぶりに会おうと言うので、喫茶店で落ち合った。彼は60歳を過ぎて再婚を考えているが、どうも上手くいかないらしい。
「この前付き合った女性、すごくいい人だったんだけどな…」と彼は言った。
聞けば、彼女は週末ごとにヨガや友人とのランチでスケジュールが埋まっており、彼との時間をなかなか作れなかったという。「このまま結婚しても、俺はずっと優先順位が低いままなのかな」と思い、結局別れを決意したそうだ。
結婚は「お互いの時間を共有すること」。自分の時間を大切にしすぎると、相手が入る隙がなくなってしまう。
2. 「結婚」に対する理想が高すぎる
結婚相手には「経済力」「ルックス」「性格の良さ」などを求めるものだが、理想が高すぎると、チャンスを逃してしまう。
昔の友人の話
50代の頃、古い友人のAと酒を飲んでいたときのこと。「結婚したいけど、いい男がいない」と彼女は嘆いていた。
話を聞いてみると、彼女の条件はかなり厳しかった。
- 年収1000万円以上
- 身長180cm以上
- 休日は旅行に連れて行ってくれる
- 家事を手伝ってくれる
「それ、完璧な男すぎないか?」とツッコむと、「理想を下げたくないの!」と彼女は言った。しかし、その後も彼女は結婚できなかった。
理想を持つのは大切だが、「この人となら楽しく暮らせる」という視点も必要だ。
3. 相手を「育てよう」とする
「この人、もう少しこうなればいいのに…」と、相手を自分好みに変えようとする女性がいる。だが、人はそう簡単に変わらない。
こんな話がある
知人のBは、付き合うたびに相手の服装や生活習慣に口を出していた。「もう少しおしゃれになってほしい」「もっと健康的な食生活をしてほしい」。彼女は良かれと思って言っていたが、相手はプレッシャーを感じて逃げていった。
結婚は「相手を受け入れること」。育てるのではなく、支え合う気持ちが大切だ。
4. 「楽しい」だけの関係を続けてしまう
「一緒にいると楽しい」というのは素晴らしいが、それだけでは結婚に至らない。例えば、ある女性は恋人とデートを重ねるうちに、いつも楽しく遊んでいる関係のまま進展しないことに気づいた。お互いに旅行や食事を楽しむものの、将来の話になると相手は曖昧に流してしまう。こうした関係が続くと、結婚に向けた具体的な一歩が踏み出せないことがある。
男性は、ある程度の責任感や安心感を感じたときに「この人と家庭を築きたい」と思うものだ。
5. 結婚に対して「受け身」すぎる
「彼がプロポーズしてくれるのを待っている」という女性は多いが、時には自分から動くことも必要だ。例えば、「結婚を考えている?」と率直に話し合ってみたり、将来のビジョンを共有することで、相手に結婚への意識を高めてもらうことができる。あるいは、結婚に前向きな姿勢を見せることで、相手が決断しやすくなることもある。
6. 「過去の恋愛」を引きずっている
「昔の彼と比べてしまう」「前の恋愛が忘れられない」。これでは、目の前の人との関係が深まらない。
ある女性の話
60代になっても独身のCは、かつての恋人の話ばかりしていた。「昔の彼はこうだった」「あの頃は幸せだった」と。しかし、今目の前にいる男性には、それが負担になっていた。
過去よりも「今」を大切にすることが、結婚への第一歩だ。
まとめ
結婚に至らない女性には、いくつかの共通点がある。
- 自分の時間を大切にしすぎる
- 結婚の理想が高すぎる
- 相手を「育てよう」とする
- 「楽しい」だけの関係を続けてしまう
- 結婚に対して受け身すぎる
- 過去の恋愛を引きずっている
もし「彼女止まり」で悩んでいるなら、一度これらの点を見直してみるといいかもしれない。そして、焦らずに自分を見つめ直しながら、前向きに行動してみよう。小さな一歩でも、新しい出会いや可能性を広げるきっかけになる。結婚はただの目標ではなく、人生を共に歩む相手と幸せを築く過程なのだから。
結婚はゴールではなく、人生の新たなスタート。自分らしさを大切にしながら、相手と歩んでいく気持ちが何より大切なのだ。