60代の一人暮らしに必要だったのは家事代行の安心感だった

2025-04-29

1. はじめに〜家事代行って、実際どうなの？

朝、コーヒーを淹れながらふと思ったことがあります。「最近、掃除がちょっとおっくうになってきたなぁ」と。若い頃は当たり前のようにこなしていた家事も、年齢を重ねるごとに少しずつ「負担」に変わってきたのを感じています。

60代に入ってからというもの、生活スタイルそのものを見直すタイミングが増えました。特に定年を迎えてからの暮らしは、「時間があるからこそ、無理をしない」「自分を大切にする」という意識が自然と芽生えてきました。そんな中、気になっていたのが「家事代行サービス」です。

共働き家庭や単身世帯ではすでに浸透しているこのサービス。でも、「シニアの自分が頼むのはどうなんだろう？」「まだ自分でできるし…」と、最初は少しためらいがありました。けれど、思い切って一度利用してみると、これが大正解だったのです。

この記事では、60代男性の私が実際に家事代行を利用して感じたこと、使い方のコツやおすすめポイントなどを、余すことなくご紹介します。私と同じように「頼ること」にためらいを感じている方にこそ、読んでいただきたいと思います。

家事代行とは、家庭内のさまざまな作業――掃除、洗濯、料理、買い物、ゴミ出しなど――を、プロのスタッフが代わりに行ってくれるサービスのことです。スポット利用もできますし、週1回、隔週などの定期契約も可能です。

私たち60代世代にとっても、決して他人事ではないサービスです。一人暮らしの方に限らず、ご夫婦でお住まいの方でも、たとえば奥様が不在の間だけお願いするなど、活用の仕方はさまざま。

特に感じるのは、「ほんの少し手伝ってもらうだけで、生活全体が楽になる」ということ。掃除機をかけるのが億劫になったり、高い棚のホコリを取るのが難しくなったり。そんな場面で助けてもらえるのが、家事代行の大きな魅力です。

今、家事代行の需要が急速に高まっている背景には、いくつかの社会的な要因があります。

これらの流れが重なって、「家事を外部に委ねることは、贅沢ではなく“当たり前の選択肢”」になりつつあります。

【グラフ挿入】タイトル：家事代行サービス市場の成長率（2018年〜2023年）内容：利用者数と市場規模の伸びを表した折れ線グラフ

市場は毎年拡大しており、それだけ多くの人が「時間や体力の節約」に価値を見出している証拠です。これは私たち60代にも共通するニーズであり、時代の流れに乗ることは決して悪いことではありません。

私は「カジー」という家事代行サービスを週に1回、2時間のプランで利用しています。主に掃除機がけ、キッチンや水回りの清掃、時にはアイロンがけまで頼んでいます。

一番の変化は「心の軽さ」でした。

「週に一度は部屋がピカピカになる」と思うだけで、気持ちが不思議と落ち着くんです。手の届かない場所まで丁寧に掃除してもらえると、「ああ、助かったなあ」と自然に感謝の気持ちが湧いてきます。

来てくださるスタッフさんも、物腰柔らかで感じのいい方でした。最初は多少の緊張もありましたが、今ではすっかり慣れて、玄関でお茶を出しておしゃべりするのがちょっとした楽しみにもなっています。

家事代行をお願いする流れはとてもシンプルです。初めてでも心配いりません。

【表挿入】

サービス名	料金（1時間）	対応地域	特徴
カジー	2,790円〜	全国主要都市	スマホで予約可能／高評価多数
ベアーズ	3,190円〜	全国	長年の実績あり／シニアサポート対応
ミニメイド	4,000円〜	関東中心	プロの技術で徹底清掃／高級志向向け