コメ価格高騰で変わる私たちの主食と暮らし

日々の食卓で当たり前だった「お米」が、今や気軽に手に取れない存在になりつつあります。長年、日本の主食として親しまれてきたお米。しかし近年、その価格高騰がじわじわと生活に影響を及ぼしています。特に私たち60代にとって、「お米」は単なる主食以上の思い出やぬくもりが詰まった存在。そんなお米が値上がりする今、あなたの食卓にも変化は訪れていませんか?
今回は、お米の価格上昇がもたらした主食の変化や、50代・60代以上の世代が感じる暮らしのリアル、節約や健康、そして少し前向きなアイデアまでを、身近な目線でお届けします。
米価格高騰の現状と背景
- お米の価格がここ数年で急激に上昇
- 輸送費や生産コストの増加が原因
- 小麦粉製品の需要が相対的に増加
お米の値上げが話題になり始めたのは、決して昨日今日のことではありません。近年のニュースやスーパーのチラシを見ても、値札の変化は見逃せません。理由としては、燃料費や肥料代など、あらゆる生産コストの上昇、加えて天候不順による収穫量減少など複合的な要因が絡んでいます。その結果、主婦層や高齢世代を中心に、「お米を減らして小麦食品にシフトする」家庭が増えているのです。
私の家でも、炊飯の回数が少し減り、パンやうどんを買い足す機会が確実に増えました。孫が来た時も、「今日はパスタでいい?」と自然に声をかける自分に、少し驚いています。
60代・70代こそ影響を強く感じる理由
- 年金や収入減で家計を気にすることが増加
- 昔からのお米中心の食生活が変化
- 健康面での不安と主食の関係
若い世代に比べ、私たち60代・70代は年金生活や定年後の収入減も重なり、「食費」の見直しに敏感になります。これまで毎食当たり前だったごはんを「もう少し節約しようか」と思うこと、ありませんか?また、幼い頃から慣れ親しんできたお米中心の食生活が変わることで、少し寂しさや不安も感じます。
健康の面でも、お米には「腹持ちの良さ」や「安心感」がありました。小麦食品は消化が早く、つい食べ過ぎてしまうことも…。こうした変化を、身をもって感じている方も多いのではないでしょうか。
実際どれだけ「米」から「小麦食品」にシフトしているのか?(グラフ)
- 約3人に1人が「米消費を減らした」と回答
- パン・うどん・パスタの購入頻度増加
- 朝食・昼食での変化が顕著
【グラフ1】主食選択の変化(調査結果・イメージ)
| 主食の種類 | 増えた(%) | 減った(%) | 変わらない(%) |
|---|---|---|---|
| お米 | 8 | 37 | 55 |
| パン | 39 | 6 | 55 |
| うどん・そば | 28 | 7 | 65 |
| パスタ | 26 | 6 | 68 |
(※データはAll Aboutニュース調査および筆者推定によるイメージ)
私の周囲でも、「最近はパンをよく買う」「うどんのストックが欠かせない」といった声が増えました。特に朝食や昼食のメニューが「ごはん」から「パンや麺」に変わるケースが目立ちます。これは、手軽さと価格の面からも納得の傾向でしょう。
パン・麺類が増えることで感じる変化
- 手軽に食べられるため忙しい日々に合う
- 味付けや食感のバリエーションが豊富
- 食事のリズムや満腹感に変化
ごはんを炊かなくてもすぐに食べられる「食パン」や、茹でるだけの「うどん」「パスタ」。その手軽さは、一度慣れるとやめられません。忙しい朝や、一人分だけ用意したい時には本当に助かります。さらに、バターやジャム、パスタソースなど「アレンジの自由さ」も魅力です。
ただ、やはり「ごはん」とは違い、食べ応えや満足感に違和感を覚える日も。つい食べ過ぎてしまうことや、すぐにお腹が空くという声も多く聞きます。私自身も、パン中心にすると昼前に小腹が空きやすく、間食が増えた気がしています。
節約志向がもたらす生活の変化
- スーパーの特売品を探す時間が増える
- 家族での「まとめ買い」「シェア」が定着
- 無駄を省いた食卓への意識
お米の値上がりが「食費全体の見直し」につながっています。最近では、スーパーのチラシを念入りにチェックし、お米やパン、麺類の特売日を狙う方も多いのではないでしょうか。また、ご近所や家族と「まとめ買い」をしてコストを下げる工夫も広がっています。
私も友人と「業務スーパー」でお米を買い分ける機会が増えました。ひと昔前なら考えもしなかった光景です。こうした「知恵と工夫」が、現代の60代らしさかもしれません。
健康面で気をつけたいポイント
- 小麦製品中心になると栄養バランスが偏りやすい
- 塩分や糖分の摂取増加に注意
- 食物繊維やビタミン補給を意識
主食が変わることで、栄養面の偏りも気になります。例えば、パンや麺類はごはんに比べて「塩分」や「糖分」が多く含まれやすい傾向に。しかも、美味しさゆえに量が増えてしまうのも困りもの。野菜や果物、海藻類を一緒に摂ることで、バランスを意識しましょう。
私も最近は「野菜たっぷりのスープ」や「豆腐サラダ」を主食と合わせるよう心掛けています。「昔よりよく噛んで食べる」ことも大切にしたいですね。
家庭でできる主食コストダウンの工夫
- 雑穀や麦を混ぜて「かさ増し」する
- 冷凍ストックを活用し無駄をなくす
- おにぎりやチャーハンで残りごはんをリメイク
お米を無駄なく使うための工夫も欠かせません。たとえば、白米に押し麦や雑穀を混ぜることで、ヘルシーでお腹にも優しいごはんに早変わり。また、一度に多めに炊いて冷凍保存し、必要な分だけ解凍して使えば、食材ロスも減ります。
我が家の定番は「残りごはんで作るチャーハン」や「具沢山のおにぎり」。意外と家族にも好評で、米の消費ペースもコントロールしやすいですよ。
昔ながらの「お米」に込めた思い出と価値
- 家族の団らんの中心だった「ごはん」
- 季節行事や祝い事に欠かせない主食
- お米に込めた日本人らしさ
思い返せば、私たちが子どもの頃から慣れ親しんできたのは「ごはん」の温かさと香りです。お正月のお餅、運動会のおにぎり、お彼岸の赤飯…。お米はいつも「特別な時間」の真ん中にありました。そんなお米の価値を、今改めて感じています。
お米を減らすことで、「食卓が寂しくなった」と感じる方もいるでしょう。でも、その一方で「大切に食べる」気持ちも強くなった気がしています。
地域や家庭ごとに異なる主食の選び方
- 北海道や東北など、米どころは特に敏感
- 都会・田舎での主食事情の違い
- 家族構成や生活スタイルでの主食の工夫
お米の価格高騰に対する反応や工夫は、地域や家庭ごとに様々です。私の出身地(東北)では、実家からお米を送ってもらうという人もまだ多いようですが、都会暮らしの友人は「生協やネットで安く買う」など独自の工夫をしています。
子どもや孫が独立し、「一人分だけ」の主食を考える機会も増えました。最近では「少量炊きの炊飯器」や「レンジでチンするごはん」も便利です。自分や家族に合った主食の選び方を見つけることが、これからの時代を楽しく過ごすコツかもしれません。
コメ離れが進むことで見えてきたメリット・デメリット

- 食事のバリエーションが増え、献立の幅が広がった
- 伝統的な和食の「良さ」に気づき直すきっかけに
- 一方で、「満腹感」や「幸福感」が薄れることも
お米からパン・麺類へ主食を変えることで、「今日は何を食べよう?」と新しいレシピに挑戦する楽しみも増えました。また、久しぶりにごはんを炊いた日は、改めて「日本の食事っていいな」と感じることも。こうした変化も、悪いことばかりではありません。
ただ、やはり「お米をたっぷり食べた日の満足感」は格別。どちらもバランスよく取り入れることが、心も体も満たすコツだと思います。
今後の「主食」のあり方を考える
- 食材高騰はしばらく続く可能性が高い
- 自分の健康や好みに合った主食選びが重要
- 家庭内で「楽しい主食習慣」を工夫する
これからも続きそうなお米や食品の価格高騰。嘆くだけではなく、「今できること」に目を向けていきたいものです。自分や家族の体調、好みに合わせて「今日はごはん、明日はパスタ」と柔軟に選ぶことも、現代らしい暮らし方です。
たとえば、休日に「家族でおにぎりパーティー」をしたり、「具沢山のうどん」を楽しむなど、主食そのものを「イベント」として楽しむ発想もおすすめです。ちょっとした工夫で、日常の食卓が豊かになります。
家計・健康・家族団らん…主食選びで変わる毎日(表)
| 変化のポイント | 良かった点 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| パンや麺を増やす | 手軽・時短・新しい味 | 塩分・糖分・食べ過ぎ |
| 米を減らす | 食費節約・買い物楽に | 和食の良さ・満腹感減少 |
| まとめ買い・冷凍活用 | ロス減少・コスパUP | 収納スペース・鮮度 |
| 献立の工夫 | 楽しみ増・家族で共有 | 栄養バランス |
私自身、「今日は麺にしよう」と思う日が増えましたが、やっぱり週に数回は炊きたてごはんの香りが恋しくなります。その日の気分や体調に合わせて主食を変えるのも、現代ならではの暮らし方ですね。
まとめ:変化を前向きに受け止め、今日からできる工夫を
お米の価格高騰という困難は、私たち60代にとっては決して他人事ではありません。しかし、困難の中にも「工夫」「知恵」「楽しさ」を見出すことができれば、毎日の食卓もまた新たな彩りを持ってくれるはずです。
「昔はごはん一択だったなあ」と懐かしむことも大切ですが、「今の暮らしをより良くするには?」という視点も忘れずに。主食の選び方一つで、健康も家計も、家族の会話もきっと豊かになります。
あなたのご家庭では、どんな主食の工夫をしていますか?
よかったら、ぜひ今日から一つだけでも「新しい主食習慣」を始めてみませんか。明日がちょっと楽しみになる食卓作り、私も一緒に考えていきたいと思います。



