妻任せにしてきた家事に挑戦!60代男性が見つけた快適ライフのヒント

喜ぶ老夫婦
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目次

1. 定年後の暮らしにふと感じたこと

ある日、定年後の穏やかな昼食を終えた私は、茶碗を手に取りながらふと「さて、誰が洗うんだ?」とつぶやきました。その瞬間、自分の中に染みついていた価値観と向き合うことになりました。

若い頃は「男は外で稼ぎ、女は家を守る」がごく当たり前だと思っていました。ですが、時代は移り変わり、その感覚は今や時代遅れ。にもかかわらず、私の中にはまだ“家事は妻の仕事”という無意識の前提が根強く残っていたのです。そしてそれは、定年後という第二の人生に入った今、明確な形で浮かび上がってきたのです。

2. 家事を「健康の証し」と考える妻たちの変化

最近の調査によれば、70代の既婚女性の間でも「家事は手間をかけてきっちりやるべき」と考える人が減ってきています。

花王生活者研究所の調査によれば、そう答えた人は8年前の73%から54%へと大きく減少しています。

つまり、かつては「家事をしっかりこなすこと」が“自立した生活”や“健康の証し”と捉えられていたのが、今では“もっと自分の時間を大切にしたい”という方向にシフトしているわけです。

「炊飯器がしゃべる時代に、私は黙って家事してるのよ」──これは、ある日の妻の一言です。思わず笑ってしまいましたが、確かに、今の暮らしは家電が家事を“サポート”するだけでなく、やり方そのものを変えてしまっているのだと気づかされました。

3. 高機能家電と“時短”文化の広がり

家事観の変化の背景には、技術の進化があります。ここ数年で目に見えて進化している家電たちは、日々の生活スタイルを根本から変えてくれました。

  • ボタンひとつで洗濯から乾燥までこなす洗濯乾燥機
  • 材料を入れれば、放っておいても完成する電気圧力鍋
  • 部屋中を勝手に掃除してくれるロボット掃除機

私自身、娘に「これ、絶対お父さん向いてるから」と勧められて買った「シャークのスチームモップ」に感動しました。正直、雑巾がけなんて面倒でしかなかったのですが、これは立ったまま使えるし、蒸気でスイスイ汚れが落ちる。掃除嫌いの私でも「今日はモップでも動かすか」となるのですから、家電の進化には驚かされます。

4. 男性の家事参加、なぜ進まない?

家事をする男性

こんなにも便利な家電が揃い、女性たちの家事観も変わってきている中で、なぜ男性の家事参加は進まないのでしょうか。

私自身、最初は「どこまで手伝えば正解なんだ?」と考えてしまい、結局何もできずに終わってしまうことがよくありました。「やったらやったで文句を言われる」なんて思い込みもあって、結局気持ちが萎えてしまうんです。

けれど最近思うのは、「どう暮らしたいか」という視点で家事を見ることの大切さです。単なる“手伝い”ではなく、生活を共にしている“パートナー”として暮らしを作っていくという意識。そう考えると、やるべきことが自然と見えてくる気がします。

5. 自分の家事観を振り返ってみて

私はずっと「稼ぐことが家族への最大の貢献」と信じて生きてきました。家のことは妻に任せ、自分は仕事に集中する。そうやって30年、40年と走ってきたのです。

しかし、定年を迎えた今、肩書きも収入も関係ない毎日になってみると、暮らしの中で自分がどんな存在でいられるかが大事だと気づかされました。

そんな中で、家事というのは“相手への思いやり”を形にする行動だと感じるようになったんです。ちょっとした皿洗いや、掃除機かけ。それだけで妻の表情がふっと和らぐ。その瞬間、「ああ、自分はまだ家族に必要とされているんだな」と実感できるのです。

6. 夫婦で家事を「シェア」するということ

“家事シェア”という言葉を最近よく耳にします。これは、若い夫婦だけの話ではなく、私たちシニア世代にも必要な考え方です。

我が家では、「料理は妻、後片付けは私」と役割を分けています。例えば、ある日の夕飯時、妻が「今日はカレーにしようかしら」と言うと、私は「じゃあ食器洗いは任せて」と自然と返せるようになりました。

何をどう分けるかより大切なのは、自分が“この暮らしの一員だ”という当事者意識を持てるかどうかだと思います。それができれば、ただの「手伝い」ではなく「協力」になるのです。

7. 定年後こそ“暮らし力”が問われる時代

現役時代は、ネクタイを締めていれば「社会人としてちゃんとしている」と見なされました。しかし定年後は、毎日をどう過ごすか、どう整えるかがその人の“人となり”を映す鏡になる気がします。

私は最近、朝の味噌汁を自分で作ることに挑戦しています。出汁をひいて具を切って…手間はかかりますが、味噌の香りが広がる朝のキッチンにいると、不思議と「今日もいい一日にしよう」と前向きな気持ちになるのです。

8. 家事初心者の私が買ってよかった道具:おすすめ3選

1位:シャーク スチームモップ S1000J

  • 価格:約9,000円(Amazon調べ)
  • 特徴:水だけで床がピカピカ、雑菌除去にも効果的。
  • 購入理由:娘から「腰に負担がかからないから」と勧められました。
  • 感想:フローリングの“ぬめり”がなくなって裸足で歩くのが心地よくなりました。掃除が億劫でなくなるきっかけになりました。

2位:パナソニック 食器洗い乾燥機 NP-TA4

  • 価格:約54,000円
  • 特徴:家族4人分の食器を一度に洗える。節水効果も高い。
  • 購入理由:妻が手荒れに悩んでいたことがきっかけ。
  • 感想:食後の“憂鬱な片付け時間”がなくなり、会話の時間が増えました。

3位:アイリスオーヤマ 布団乾燥機 FK-C3

  • 価格:約10,800円
  • 特徴:ダニ退治・靴の乾燥も可能。軽量で操作も簡単。
  • 購入理由:冬場の布団が冷たくて眠れなかったため。
  • 感想:ふかふかの布団に包まれて眠れるようになり、睡眠の質がぐっと上がりました。

9. おわりに:これからの60代の家事との向き合い方

かつて「家事は女性の役目」とされていた時代を生きてきた私たち。でも今は、「家事ができる=自分の暮らしに責任を持てる」ことだと気づかされました。

無理に完璧を目指す必要はありません。ただ、少しだけ視点を変えて、自分の手で暮らしを整えていく。そこに、第二の人生を豊かにするヒントがあるのではないでしょうか。

10. 【図解】70代既婚女性の家事観の変化

以下のグラフは、ここ8年間で70代既婚女性が家事に対してどう考えを変えてきたかを示しています。

「家事はきっちりすべき」と考える割合
2015年73%
2023年54%

これからの60代は、“家事ができる男”がかっこいい。
そんなふうに、自分にも言い聞かせながら、今日も食器を洗います。

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