糖尿病予防に差がつく!塩分カットと体重コントロールで始める新習慣

食事
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年齢ごとに変わる「食事の正解」とは――これからの健康人生を考える

朝食

私たちが長い人生を歩む中で、「健康のために食事を見直すべき」と感じる瞬間は何度も訪れます。
特に50代、60代と年齢を重ねると、体の変化をよりリアルに感じるものです。
実は、年齢によって「食事で気をつけるポイント」は少しずつ変わっていくということ、ご存じでしたか?

私は今60歳。これまで「カロリー制限」を大切にしてきました。
でも、これからは「塩分」のコントロールにも本気で向き合うべきだと実感しています。
今回は、「60代まではカロリー制限、それ以降は塩分を抑える」――
糖尿病治療の視点を中心に、誰もが実践しやすい食生活の見直しポイントを、私自身の日常の体験やエピソードも交えながらご紹介します。

「自分にできることから始めたい」
そんなあなたと一緒に、今日からできる小さな健康習慣を考えていきましょう。


カロリー制限が必要な理由をもう一度考える

  • 加齢による基礎代謝の低下
  • 体重増加がもたらすリスク
  • 「食べ過ぎ」が生活習慣病を招く

カロリー制限というと、何か辛い食事制限をイメージする方もいるかもしれません。
しかし、実際は「自分の体に見合った食事量を心がける」こと。
年齢とともに基礎代謝は確実に落ちていきます。昔と同じように食べていると、あっという間に体重が増加しやすくなりますよね。

私も50代半ばまでは特に気にせず食べていましたが、60歳を前にした健康診断で「もう少し体重を減らした方がいいですね」とお医者さんから一言。
血糖値や血圧も少しずつ上昇。
“昔はこんなに食べても太らなかったのに……”と愚痴をこぼしつつも、やっぱり「年齢なりの食事量に見直す大切さ」を痛感したものです。


体重管理が糖尿病予防のカギ

  • 内臓脂肪の増加がリスク
  • 「少し太った」が重大なサイン
  • 早めの気づきが将来を守る

「ちょっと太ったな」と感じている方、内臓脂肪が増えていませんか?
特に男性は、お腹まわりにつきやすいんですよね。
この内臓脂肪こそ、糖尿病や高血圧のリスクを高める“危険信号”です。

私の場合、ズボンのウエストがきつくなって初めて気づきました。
「ベルトの穴が足りないぞ」と笑っていましたが、これがまさにサイン。
健康診断の数値だけでなく、日常のちょっとした変化にも注意を向けることが、健康維持には欠かせません。


60代までは「カロリーコントロール」中心で

  • 食べすぎ防止の“ちょっとした工夫”
  • よく噛んで、ゆっくり食べる
  • 主食・主菜・副菜のバランス

60代までは、まず「食べすぎを防ぐための工夫」が重要です。
私が実践しているのは、「腹八分目」を意識すること
また、よく噛んでゆっくり食べることで、満腹感を得やすくなり、自然と食べる量が減っていきます。

主食(ご飯やパン)、主菜(肉・魚・卵)、副菜(野菜や豆類)をバランスよく食べることもポイント。
これだけで、お腹も心も満足します。
ちょっと物足りないかな?」くらいで食事を終えるようにしてみてください。
案外すぐに慣れてきますよ。


カロリー制限を無理なく続けるためのコツ

食事
  • 食材選びを工夫する
  • 調理法の工夫でカロリーオフ
  • 外食でも「選び方」が大事

「カロリー制限」と聞くと、味気ない食事になる…そんなイメージ、ありませんか?
でも、食材や調理法を工夫するだけで美味しくカロリーオフできます。
例えば、鶏むね肉や豆腐を活用したり、揚げ物をグリルに変えたり。
外食でも、定食スタイルや野菜たっぷりのメニューを選ぶだけで違います。

私は仕事仲間とのランチでも、**「今日は和定食で」**と声をかけることが増えました。
最初は周りから「健康意識高いね」と言われましたが、今ではみんなで健康ランチが定番に。
無理なく続けるコツは、身近なことから少しずつ――これに尽きます。


【グラフ】年齢と基礎代謝の変化

年齢平均基礎代謝量(kcal/日)
20代1,500
40代1,350
60代1,200
80代1,050

このグラフを見ていただくと分かる通り、年齢とともに基礎代謝量は徐々に減っていきます
同じ量を食べているだけでも、体に脂肪が蓄積しやすくなるのです。


糖尿病治療で「塩分制限」が重視される理由

  • 高血圧との深い関係
  • 塩分過多が腎臓への負担に
  • 動脈硬化や心疾患のリスク上昇

「カロリー制限」と並んで、糖尿病治療の現場で**特に60代以降から重要視されるのが「塩分制限」**です。
塩分を摂りすぎると、血圧が上がりやすくなります。
また、腎臓への負担も増え、動脈硬化や心臓疾患のリスクも高まることがわかっています。

私自身、血圧が高くなってきたことをきっかけに「もう少し塩分を減らそう」と意識するようになりました。
味の濃いもの=美味しいという思い込みを少しずつ手放し、「素材の味」を楽しむ工夫を始めました。


60代以降は「減塩」が健康のキーワードに

  • 1日の塩分摂取量の目安を知る
  • 減塩調味料やだしを活用
  • 味覚の変化を楽しむ

日本人の平均的な塩分摂取量は1日10g前後
ですが、健康維持のためには6g未満が理想とされています。
最初は難しく感じましたが、減塩しょうゆやだしを上手に使うことで自然と慣れていきます。

ある日、お味噌汁の味をいつもより薄くしてみたところ、「素材の甘さ」を感じて驚きました。
**「減塩=我慢」ではなく、「新しい味覚体験」**として楽しんでみるのもおすすめです。


減塩生活をストレスなく続ける工夫

食事
  • 酢やスパイスで風味アップ
  • 漬物や加工食品は控えめに
  • 家族の協力を得る

塩分を減らすと物足りなさを感じることがありますが、酢やスパイスを活用すると満足感がグッと上がります
我が家では、黒酢やレモン、カレー粉などをうまく使って、食卓のバリエーションを増やしています。
漬物やハム・ソーセージなどの加工食品も、つい手が伸びがちですが、控えめにすると体調の変化を実感できるようになりました。

そして何より大切なのは、家族の協力です。
「ちょっと薄味にしたいんだけど」と伝えるだけでも、みんなで一緒に健康を考えるきっかけになります。


【表】カロリー制限・減塩の工夫例

項目カロリー制限のコツ減塩のコツ
主食ご飯を少し減らす雑穀米で風味UP
主菜鶏むね肉・魚・豆腐を活用ハーブやレモンを添える
副菜野菜をたっぷり使うノンオイルドレッシング
汁物具だくさんにして満足度UPだしを効かせて減塩

実践!日常生活に取り入れるためのヒント

  • 食事記録をつけてみる
  • 週に1回「見直しデー」を作る
  • 一緒に始める仲間を見つける

カロリーや塩分を意識するには、まず現状を知ることが大切です。
最近は、スマートフォンのアプリやノートで「食事記録」をつける方も増えています。
私も最初は面倒に思いましたが、続けてみると食べ過ぎや偏りに気づきやすくなりました。

また、毎週1回だけ「今日は見直しデー!」と決めて、家族で一緒にメニューを考えるのも楽しいです。
一緒に始める仲間がいると、励みになるのでおすすめですよ。


失敗から学ぶ:私の体験と気づき

  • 「無理な制限」でストレスに
  • 続けやすい「自分流」を見つける
  • 体調の変化は小さなサイン

正直、私も最初は「今日から減塩だ!」と張り切りすぎて、逆にストレスが溜まりました。
つい「やっぱりラーメンが食べたい」となったり、家族から「薄すぎるよ」とクレームが来たり。
でも、大切なのは“続けやすい自分流”を見つけることだと気づきました。

外食や付き合いで失敗した日も、「今日は食べ過ぎたけど、明日からまた気をつけよう」とリセットする気持ちが大切です。
体調の小さな変化を見逃さないこと――これが、長く続ける最大のコツだと実感しています。


「楽しみながら」健康的な食生活を

  • 新しいレシピに挑戦
  • 季節の食材を取り入れる
  • 「美味しい=健康」を実感

食事制限や減塩というと“我慢”ばかりが目立ちますが、実は新しいレシピや季節の食材を楽しむきっかけにもなります。
最近ハマっているのは、旬の野菜をたっぷり使った“蒸し料理”や、減塩でも満足できる手作りドレッシング。
「今日はどんな味にしようかな?」と考えるのが日々の楽しみです。

「美味しいものを食べる=健康を手に入れる」
そんな実感が増えてくると、自然と前向きな気持ちになれますよ。


「これからの人生」のために――あなたと一緒に始めたい

  • 今できることを一つずつ
  • 完璧じゃなくてもOK
  • 一緒に健康を目指す仲間がいる

私たち60代、これからもまだまだ長い人生が続きます。
若い頃のように“無理”はできませんが、「今できること」を一つずつ積み重ねていくことが大切だと感じます。
完璧にやろうと思わずに、まずは一歩だけ踏み出してみませんか?

同年代の仲間と励まし合いながら、健康な体と心を目指していきましょう。


まとめ――今日から始める、年齢に合わせた食事習慣

年齢とともに変わる体のサインに、耳を傾けてみませんか?
「60代まではカロリー制限」「それ以降は塩分を抑える」――
この2つのポイントを意識するだけでも、きっと毎日の体調や気分に変化が現れます。

今日からできる小さな一歩、ぜひご自身の生活に取り入れてみてください。
あなたは、どんな工夫で「健康習慣」を続けていますか?
ぜひコメントやご感想もお寄せいただけたら嬉しいです。

一緒に、健やかな未来を目指しましょう!

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