老後の家計をラクにする“断捨離家計術”――増える支出・減る不安の解決策

家とお金
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お金と暮らしの見直し――4ステップ&10アクションで再設計する60代からの人生

お金と生活

人生100年時代、60代は「暮らしを見直す」絶好のタイミングです。多くの方が定年退職や子どもの独立など人生の節目を迎え、「これからどう生きていこうか」と考え始める年代。私自身、60歳を迎えて実感したのは、“今が一番自分らしい人生を選べる時期”だということ。ここで生活を見直せば、70代、80代も安心して過ごせる土台ができあがります。


この記事では、私の体験や友人・読者の声も交えつつ、【資産・負債の棚卸し】【お金の流れの把握】【保険やサブスクの整理】【医療・介護制度のチェック】という4つのステップを、具体的な10アクションに分解して徹底解説します。


「ちょっと難しそう…」と思う方もご安心を。身近な言葉で、誰でも今日から始められるヒントを盛り込みました。さあ、あなたも一緒に、人生の“後半戦”を自分らしく再設計していきませんか?


資産・負債の棚卸し:まずは「見える化」から

  • 自分名義の資産を書き出す
  • 借金やローンもすべてリスト化
  • 家族と共有することも大切

説明・解説・感想(約350文字)
資産も負債も、頭の中だけで「だいたいこれくらい」と把握している人が多いですが、いざ紙に書き出してみると「こんなにあったのか」「見落としがあった」という発見が必ずあります。私は毎年1回、お正月休みや誕生日に家計簿アプリやエクセルで資産・負債の棚卸しをしています。これが実に安心につながるんです。

特に定年退職後は収入も減るため、本当の持ち金と将来必要なお金をきちんと“見える化”することが、心の余裕や判断力を生み出してくれます。


また、万が一の時のために家族にも共有
しておくことも大事です。自分だけが把握している状態はリスクが高いですし、いざという時に家族も困ります。「うちは何も隠すことはないよ」とオープンにする勇気が、家庭の安心感にもつながりますよ。


お金の流れを把握する:収入と支出の「棚卸し」

  • 年金・副収入・資産運用など、すべての収入源を洗い出す
  • 支出を「固定費」「変動費」に分けて把握
  • 数カ月単位の家計簿で傾向をつかむ

説明・解説・感想
60代になると、毎月の収入が大きく変わるタイミングです。年金だけで暮らす方、副業や投資でプラスαがある方などさまざまですが、収入の全体像をつかむことが最初の一歩。私も年金通知を見て、「思ったより少ない…」と焦った経験があります。


一方、支出は意外と増えがち。孫へのプレゼントや趣味、交際費などで、「何となく使っていたら残高が減っていた」ことも。支出は“固定費”(家賃や通信費、保険など)と“変動費”(食費、交際費、趣味など)に分けて家計簿をつけると、自分のお金のクセが見えてきます。3か月ごとに集計しグラフ化してみると、意外な傾向がつかめて面白いですよ。


グラフ1:60代世帯の収支平均イメージ(サンプル)

項目月平均(円)
収入(年金+副収入)220,000
支出(合計)180,000
うち固定費95,000
うち変動費85,000
余剰40,000

このように一度表にまとめてみると、客観的に自分のお金の流れが把握でき、使いすぎの予防にもなります。


サブスクリプションと保険の整理:本当に必要なものだけ残す

  • 加入している保険をリストアップ
  • 毎月のサブスク・自動引き落としを見直す
  • 「安心」と「無駄」を分けて考える

説明・解説・感想
60代になると、20代や30代のときに加入したままの保険や、何となく入っていたサブスクリプションが増えています。私自身、「昔は安心だったけど、今は不要」と感じた保険をいくつか解約しました。


サブスクリプションも月々の小さな金額が意外と積み重なっています。Amazonや動画配信、雑誌の定期購読など、毎月自動で引かれているサービスを洗い出して、“今の自分に本当に必要か”をひとつずつ吟味しましょう。


“安心”は大事ですが、「昔のまま惰性で払っているもの」「今のライフスタイルに合わないもの」は思い切って整理することが、将来の不安を減らす第一歩です。


定期的な家計の見直し:年に1度の“家計健康診断”

  • 年に1回は家計を総点検
  • 家族で“家計会議”を開く
  • 外部の専門家(FP)に相談するのもおすすめ

説明・解説・感想
毎年「家計の健康診断」をすることは、とても大事です。自分では気づかない支出や、隠れた収入源を見つけられることがあります。我が家では、年末年始に夫婦で家計会議をしています。これが意外に盛り上がります。


また、専門家(ファイナンシャルプランナー)に相談してみるのも良い方法。特に保険や相続、資産運用などは第三者の目でアドバイスをもらうことで、安心感と納得感が生まれます。定期点検のクセをつけると、「知らない間にお金がなくなった」ということがなくなります。


医療・介護制度のチェック:いざという時の備え

  • 公的医療・介護制度を調べておく
  • 医療費控除や高額療養費制度を確認
  • 介護サービスの内容・費用も事前に把握

説明・解説・感想
年齢を重ねると、医療や介護の必要性がどうしても高まります。私は数年前に入院した際、「こんな制度があったのか!」と助けられた経験があります。高額療養費制度や医療費控除は、“知っているだけで何万円も得”になることも珍しくありません


また、介護保険サービスの内容や申請方法、費用の目安も把握しておくと、いざという時に慌てずに済みます。自治体の無料相談窓口やパンフレットも活用し、情報のアンテナを高く保つことが安心への近道です。


グラフ2:医療・介護制度の活用イメージ

制度名内容例・ポイント
高額療養費制度医療費の自己負担額に上限入院1カ月の負担額は約8万まで
医療費控除年間10万円超の医療費が対象税金の還付が受けられる
介護保険サービス介護認定で費用の一部をカバー介護用ベッドなども利用可

固定費の削減:見直しで暮らしをラクに

  • 通信費・光熱費・家賃などは毎年見直す
  • 新プランやキャンペーンを積極的に調べる
  • 無駄を減らし、その分“好きなこと”に使う

説明・解説・感想
固定費は「見直さないとずっと同じ」ですが、今は通信費や電気代も乗り換え・変更でかなり安くなります。私は携帯プランを見直して、月3,000円以上節約できました。その分、好きな趣味に使えています。「固定費は毎年見直すもの」と割り切ることが家計健全化のカギです。


“もしも”に備える:災害や急な出費への準備

  • 生活防衛資金(6か月分の生活費)を貯めておく
  • 火災保険や地震保険をチェック
  • 必要最低限の備蓄も意識する

説明・解説・感想
地震や台風など、“もしも”に備える資金は心の安定剤です。我が家は3.11の震災を経験してから、生活防衛資金の重要性を痛感しました。6か月分の生活費を別口座に確保しておくことで、どんな状況でも落ち着いて対処できます。
また、火災・地震保険も、今一度内容を見直しましょう。“備えあれば憂いなし”を、家計にも暮らしにも


シンプルな生活を目指す:物・情報・人間関係の整理

  • 家の中の“断捨離”で心もスッキリ
  • 本当に必要な情報だけ残す
  • 人間関係も“質”を大切に

説明・解説・感想
60代からの暮らしで大切なのは、物や情報をシンプルにすること。私は定年後、思い切って“断捨離”を始めました。最初は不安もありましたが、本当に必要な物だけが残り、心にも余裕が生まれました


また、SNSやテレビも、“自分が心地いいと感じる情報だけ”に絞るようにしています。人付き合いも同様で、“これからも大事にしたい人”との時間を大切にするようになりました。


趣味・生きがいの時間を大切に:心の豊かさも家計の一部

お金と暮らし
  • 新しい趣味にチャレンジしてみる
  • 地域活動やボランティアも選択肢に
  • “お金をかけずに楽しむ”工夫を

説明・解説・感想
心の豊かさも、暮らしの見直しの大切なポイントです。60代は“新しいこと”を始める最高のタイミング。私も最近は、町内の囲碁サークルやウォーキング会に参加しています。お金をたくさん使わなくても、仲間や自然に触れることで毎日が充実しています。地域活動やボランティアも、意外と人脈や生きがいにつながるのでおすすめです。


デジタル化でラク家計管理:アプリ・ネットバンキング活用

  • 家計簿アプリで“自動記録”
  • ネットバンキングで資産を一元管理
  • 詐欺やセキュリティ対策も忘れずに

説明・解説・感想
最近は家計簿アプリやネットバンキングを使うことで、面倒な記録や管理がぐっとラクになります。私も「Zaim」や「Moneytree」を使い始めてから、毎月の収支や資産状況が一目でわかるようになりました。


ただし、パスワード管理や詐欺対策も忘れずに。「便利」と「安全」を両立する使い方を意識して、ムリせずできる範囲でデジタル化を進めましょう。


まとめ――今日から始める暮らしの見直し

60代の今こそ、“お金と暮らし”を見直す最大のチャンスです。「資産の棚卸し」「お金の流れの把握」「保険やサブスクの整理」「医療・介護の備え」――どれも最初は大変そうに見えますが、一歩ずつやってみると“心の余裕”や“本当の安心”が手に入ります


私自身、「やってよかった」と心から思っています。これからの人生をより“自分らしく”、安心して、楽しく生きていくために、まずはできるところから始めてみませんか?
あなたの“これから”を、もっと豊かにする第一歩を、ぜひ今日から踏み出してください。

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