思ったよりも重症でした

頑張れアラフィフ

前回からの続きです。

様子がおかしいという母親に会いに行ったのですが、その日に早速、近くの病院に行ってきました。それが8月16日の日曜日です。

翌日17日に、さらに大きな病院へ。この病院では、以前は母親が、がんの手術をしていたこともあり、かなりのデータもあるので安心してお任せすることもできます。

がんの手術をした時は、首から下の画像は撮っていたのですが、首から上、頭の画像は撮っていませんでした。

したがって、今回の頭の腫瘍が、以前はどうだったのかを知ることはできません。この1週間で大きくなったものなのか、それとも数十年をかけて大きくなったものかは、わからないのです。

大きな病院では、前回の病院とは、雲泥の差ほど先生の質が違うことが、すぐにわかりました。

大きな病院では、病気の説明もそうなのですが、人間的にもとても好感の持てる先生で、一生懸命に病状について説明をしてくれます。

最初に言った前の病院では、脳に腫瘍のようなものが見えた時に、即「これはがんの転移ですね」と言われました。その先生は、若くてきれいな先生だったのですが、この一言は、母親にとっても身内にとっても衝撃的な一言でした。例え、腫瘍ががんだったとしても、転移のがんと新たながんの違いは、とても差があります。転移ならばショックは大きく、新たながんであれば、しょうがないと思います。

それを画像を見ただけで、これは転移ですと何気なく言われると、患者本人がすごくショックを受けていました。

こちらの大きな病院で聞くと、首から下のがんが頭にくる確率は、かなり少ないとのことで、それが頭の画像を撮らなかった要因のひとつにもなっているようです。

最初の病院では、その若い女性の先生の後に脳外科の先生が対応してくれたのですが、この先生もとても愛想がなく、もうこの先生にいろいろ聞いても無駄だなと思わせるような先生でした。

 

最初のとっかかりとしては、最初の病院にはとても感謝はしていますが、その後この病院で治療してもらわなくて本当に良かったと、その後の大きな病院を受診して思いました。

こちらの大きな病院では、前回の病院で撮影した画像をもとに、丁寧に病状を説明してくれ、今後の治療方針も示してくれました。説明だけでも多くの時間をとっていただき感謝しております。

まずは腫瘍の細胞の採取と腫瘍による脳の水の流れがせき止められているので、その水による水頭症を改善させるための処置をした方がいいという事でした。

 

大きな病院の診断では、腫瘍が頭の中心にあるので、さらに大きな病院、大学病院に行くことをすすめられました。設備もスタッフもそろっている、大学病院を紹介されました。

 

この病院では手術が無理な理由と大学病院を紹介される理由も丁寧に説明され、大学病院の担当の先生にも直接お願いをしてくれて、現在の母親の状況を丁寧に伝えてくれました。

母親の病状は、日々悪くなるばかりで、排尿、排便も人の手を借りなければならない状態にまでなってきました。話はできますが、会話は全く成り立ちません。

父親と私のほかにも妹もヘルプに駆けつけてくれましたが、1人の病人に対して3人でようやく介護ができる状態です。

 

介護がこれほど大変なものだとは正直思ってもみませんでした。

病人本人が意識がない状態で、見返りのない介護は、本当につらいです。

歩いている時も、こけたり倒れたりするので、常に補助が必要ですし、トイレの管理も早め早めにしておかないと大変なことになります。

マンツーマンの介護なんてとても無理です。病人一人に最低でも二人は必要ですね。

 

でも、これ、やったことが無ければ、この大変さは、わからないと思います。私もたった2,3日ですが、逃げて帰りたいくらいです。

 

今回は、妹も来てくれたのですごく助かっています。

次回は、大学病院へ行くお話をしますね。

 

続く・・・

 

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