田舎暮らしで網膜剥離になった時の話をします

過去の自分を振り返る
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もう何年前になるでしょう。私、網膜剥離になったことがあります。

網膜剥離ってご存知ですか。ボクシングなんかで殴られた後に目が見えなくなる病気です。

それは今から数年前、ちょうど転職と重なりました。

転職する前の最後の仕事ということで、久住高原の草原で、キャンプをするという企画をたてて、その準備をしていた時のことでした。

その日は、暑い夏の日です。まさに8月です。いまでも忘れません。

いつ、何がきっかけで網膜剥離になったのか決定的証拠はないのですが、今思えば、この時だったなということを書いてみます。

その日は、朝から草原へ繰り出し、どこにテントを張ればいいとか、夕食は草原のど真ん中で、白いクロスを貼って、シャンパンで乾杯みたいな演出を考えながら、その準備に一生懸命でした。

ちょうどお昼になり、とりあえず、近くのラーメン屋へと行きます。

事件は、そこで起こりました。

そこのラーメン屋の畳席は、少しかがんで入るような、狭い入り口だったのです。

入る時は、良かったのですが、そこを出るときに、頭を強打してしまいました。それはそれは痛かったです。

その日は、そのまま仕事を続けました。

翌日に目の調子がおかしくなる。

翌日は、転職先の仕事のお手伝いということで、野菜の販売に町へと出かけました。

その際、まばたきをすると右目に何か違和感を感じます。

どういう違和感かというと、視界の下の方が、少し見えないのです。なにかはがれているような感じなのです。最初は、あまり気にならなかったのですが、時間がたつにつれて、徐々に下の方から見えなくなってくるのです。

あらら・・・

なにかおかしいぞ・・・と感じ始めたのは、もう夕方でした。

翌日、朝一番で眼科へ。

すると、間髪入れず、網膜剥離ですねという診断。このまま紹介状を書くので、すぐに大学病院へ行ったくださいとのこと。

その時は驚きましたね。今すぐ・・・?って感じ。

そのまま言われたとおりに大学病院へ。

するとすぐに車いすが用意されます。

おいおい、なんで車いす?という感じだったのですが、振動で、網膜がはがれていくそうで、絶対に安静にしていおいてくださいとのこと。

初めて、ことの重大さに気が付きました。

網膜が上の方からはがれて来るそうで、それは上下さかさまになり、下の方から見えなくなってくるようです。

いきなり車いすでの移動。しかも検査が次から次に行われます。

しかも、できればその日から入院してくださいとのこと。もうてんやわんやです。

早速家に帰り、家族に報告し、入院準備をし病院にとんぼ返りです。

田舎に住んでいるので、病院までは、1時間くらいかかるのですが、それどころではありません。

この日から入院生活が始まります。

 

つづく・・・

by カエレバ

 

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